横浜画廊

ガクブチ・レスキュー

    チョット その額、



そのままで



だいじょうぶですか?



〜ガクブチ・絵画のことならなんでもご相談ください。〜



 時々、外で食事をしたり、出張や旅行でホテルや旅館に宿泊したり、また病院や役所に


行ったりすると、色々な額装をされた絵や写真を見かけます。 そんな時いつも感じることがあります。


額の中にある作品はともかく、展示の方法(壁面への取付)、ホコリをかぶったまま


額の四隅が壊れたまま展示されていたり、、、

傾いたまま

ガラスが油やタバコのヤニで薄汚れているまま飾られている現実。

あ〜ヒモが、、、切れそう、、

額縁や絵画に知識が無い方(失礼)がやるとこうなるんだなと私は仕事柄


何とかならないかと思っていました。


このご時世、経費がかかる本格的な修復は見積りをだした瞬間に話が無くなってしまいます。


でもなんとかしたい、できるだけ安く、美術品を販売する以外に皆様のお役に立つことができないか


額縁を取り扱っていて売りっぱなしになっていないか、という観点から誕生したのがこの


ガクブチ・レスキュー・プロジェクトです。


ガクブチを救え!!



〜もっとセンスよく、キレイに安全に額縁を楽しんでください!〜


  店長の独り言


あらゆる所で絵が額に入って飾られています。 しかし一般の方が気付かなくても


私ども専門家が見かけて色々と感じることがあります。 センスがイイワルイ以前の問題です。


額と絵が合っていない、壁に何年も掛けっ放しで掃除をしていない、額が壊れたまま、、、


ガラスが油とタバコのヤニで茶色になっている。飾っている場所がよくない


また不適切な取付けをしていて地震の際、落下の危険がある。額のヒモは古くなると切れやすいですよ、


ガラスのままで大丈夫ですか? アクリル板が安全ですよ 、などと勝手に感じているわけです。


〜特に最近ガラスをアクリル板に交換されるお客様が増えております。〜



〜ガラスが汚れていませんか?〜


毎日見ていると案外汚れに気が付かないものです。 特に飲食店さんに目立ちます。


額からガラスを外してクリーニングします。 ガラスをムラなくピカピカに磨き上げます。


額から外さないと洗剤で額を傷めてしまいます。 特に古い額は要注意でガラスを外すこともひと苦労です。


特に大きい額は気を付けないと割れやすいです。


●お見積り ガラスクリーニング1枚(50cm×40cm) \840〜


●お見積り アクリル板に交換 1枚(50cm×40cm) \1,470〜


 ※ ガクブチの種類により脱着工賃が発生する場合がございます



●汚れたガラス



クリーニング済み  汚れたガラス 



〜マットボードってなに?〜


通称、マットと呼んでいます。


ポスター、版画、写真、書等の額装品の額縁と作品の間にある厚紙のことです。


殆どは作品にあたる箇所を斜めカットしています。厚さは1,5mm 2mm 3mmが一般的です。


他にもたくさんの種類があります。詳しくは額縁・立体額装のページをご覧下さい


マットボードは見た目の効果と作品を守る役目があります。




このような額装が一般的です。

作品と額縁の間にある白い部分がマットボードです。



シミがあるマットボード



ここまでシミ、汚れが発生したら即交換です


シミが多数発生しているマットボードは何年も飾りっ放しの額によく見られます。


マットボードがこの状態になったらすぐ交換です。


ガラスをクリーニングしてマットボードを交換すると見違えるほどキレイになります。


その他にカビの発生も考えられます。カビが作品に付着したら大変です! 


特に日本画の美人画、白く描かれた頬の辺りにポツンと黒カビが、最悪です。


早目の処置は結局安上がりで、安全確実です。


● お見積り マットボード加工 1枚(STDタイプ2mm厚50cm×40mm) \788〜


● お見積り 額装料金 1点(50cm×40cm) \1,575〜  


※ガクブチの種類により脱着工賃が発生する場合がございます



ガクブチの取り付けは万全ですか?


今お使いの額縁はホコリだらけになっていませんか? 1年以上手も触れて いないのなら


裏の吊ヒモをチェックしてください。額縁の落下事故は ヒモの経年劣化による切断、額縁側壁側


の取付金具の不具合か劣化破損に よるものがほとんどです。 


額が落ちてケガをしたら大変です。






これはおすすめできません、軽いモノ(色紙額程度)ならいいのですが、


重量があるモノはやめておいたほうがいいでしょう。


今、この金具(L型、丸ヒートン)を使っていたら、ぐらつきをチェッして下さい。


もしグラグラしていたらすぐ専用金具に交換しましょう。


下地がしっかりしていないとキケン! 今すぐに確認してください!





ケプラー製のヒモ・ワイヤー・吊金具


ようやく最近ガクブチ用のケプラー製吊ひもが一般的になってきました。


ケプラーというのはとにかく頑丈です。防弾チョッキや宇宙飛行士の船外活動の際


命綱として使われているそうです。対磨耗、対伸縮に大変すぐれています。


当店ではワイヤーとともに大型、重量のある作品については以前より使用しています。


吊金具についても専用のものを使っています。


コストはかかりますが、安全第一です。





カンタンで確実な打込みフック


釘が打ち込める壁であれば最もイージーで確実です。直径1mm程度の穴は開きます。


カナヅチさえあれば簡単作業できます。


ご注意:撮影するために釘が出ていますが実際には最後まで打ち込みます。





ステンレスで丈夫落下・盗難防止用


取付け方法は上記のフックとおなじです。材質がステンレス製でかなり強いです。


そして簡単にヒモが外れないようにカエシがついています。


衝撃による脱落防止になり、完全ではないですがちょっとした出来心を防ぐ盗難防止にもなります。






ここ10年くらい前から一般の方もピクチャーレールを使用するようになりました。


ギャラリーでは1週間から2週間で展示している作品を入れ替えなければいけないので


ピクチャーレールは必須アイテムです。 しかし打ち込みフックだけで展示しているギャラリーもあります。 


本当は私もそうしたいのですがウチの画廊もピクチャーレールを使用してます。 


そう確かに便利です。


でもね、、、ワイヤーが気になってしょうがないんですよ。 


一応工夫はしてます。 


まずレールは壁に埋め込んでいます、 どういうことかというとワイヤーと壁が密着して


ワイヤーの影が発生しません。 後付けのレールにワイヤーを吊るすと壁とワイヤーが


離れていてワイヤーの影が発生する、とワイヤーと影で線が2本見えます。


あともうひとつ


このワイヤーに絵(ガクブチ)をかけるとテコの応用でぐーっと予想以上に前に傾いてきます。


特に小さな作品に目立ちます。画廊ではガクブチの上の方から見えている


ワイヤーをガンタッカー(ホチキスのおおきくなったモノと想像してください。


金物屋さんかホームセンターに売ってます。)でバンッと打つんです。 


そうするとワイヤーと壁が密着して影が発生しません。


ただしプラスターボード(石膏ボード、耐火ボード)にはあまり効きません。


大作を吊るときはワイヤー2本を使用することが多いです。 


作品が大きいとワイヤーが目立たないという利点と作品の水平を保持しやすいからです。



好きな絵を飾るのですから小さい穴が空いてもいいじゃないですか!



仕事としてピクチャーレールの取付けもやってます。


殆どの方は何度も絵を掛け代えて楽しむということを言ってますが


あまり掛け代えてないのが現状です。


正直に言うとピクチャーレールを取り付けた方が商売としてはいいんです。


ただお客様の言うとおりにするとホントにおかしくなってしまいます。


設置する場所は大事なんですよ。 高さも黙っているとものスゴク高いところに掛けようとする。


そんな高いトコロに飾ったら絵が見上げないと見えないですよ!


お金をだして手に入れた絵だったら見やすいトコロに掛けましょう!


他にも言いたいことがたくさんあるのですがだんだん熱くなってきましたので


今日はこの辺で失礼します。





見た目もキレイ重いモノ用


コンクリート、プラスターボード、木材等適しています。



古い油絵は要注意!



油絵具の剥がれ


古い油絵は展示、保存環境により絵具の亀裂剥離等様々な傷みが見られます。 


クリーニングにより早期発見できればコストも 本格的な 修復に比べれば安く抑えることができます。


● お見積り 油絵クリーニング1点(50mm×40mm)\21,000〜


作品を実際に拝見しないと正確な御見積はできかねますのでご了承ください。



◆修復について◆


作品本体のクリーニング、修復作業についてはご連絡ください。


ガクブチの修復も承っております。


E-Mail . eaegaku@yokohama-garou.com



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